ある程度バイナリーオプションの知識が付いていても、まだ不安が残っていて手を出せないという方がいれば、すでに始めているけど、どうもうまく利益が出せないという方もいることでしょう。
それは、攻略法を知っても、そのコツや完全に習得するにはどうすべきかなどといった「自信をもって実行する力」が十分ではないからかもしれません。
損をしたいという人はまずいませんから、当然自信や知識が足りなければ踏み込むことはできませんよね。
というわけで今回は、中級編の内容をより細かく説明し、さらにレベルの高い攻略法についてご紹介します。
押し目買い、実は落とし穴があった!
定番かつ勝率が高い攻略法としてご紹介した、「押し目買い」。
その単純さから、すぐに習得した人も少なくないかもしれません。
もう一度説明すると、波打つチャートがガクッと下がったときにHIGH(一定時間後に高くなるという予想)で購入すると、急落したチャートがすぐに上がって回復するという特性により高確率で予想が的中し、利益が期待できるというものでした。
確かに確実といっていいほどの高確率でチャートは上がるのですが、「落とし穴」といえるようなものがあるのです。
それは、「チャートが下降した瞬間に購入すると、的中率が下がる」というものです。
押し目買いの失敗で多いのがまさにこれです。
どういうものかというと、下がり始めたときに焦って「早く買わないと上がってしまう!」とすぐに購入してしまい、そこからさらに下がっていき、上りはするものの自分が焦って買った時ほど高くならずにそのまま判定時間が来て、結局損をしてしまうという仕組みです。
例えると、1ドル100円の状態から下降し始め、焦って99円で買ったとします。しかしそこからさらに急落してしまい、96円になってしまいました。
その後は確かに上りはしたものの、97円と98円の範囲内を行ったり来たりし続けて判定時間へ。
さあどうでしょう。
焦って1ドル99円で「いきなり下がったということは、上がるから」とHIGHで購入したものの、判定時間では97~98円になっています。
つまり予想よりも下がっているため、結果はHIGHではなくLOWになり、損になってしまいます。
ではどうすればいいのかというと、これです。
「少しの下降では買わない」
少しの下降では買わないという単純なものです。
押し目買いの購入ポイントは、目に見えて明らかに急落した時ですから、下降の瞬間に頭ごなしに買っていては、結局「押し目買いすらできていない」ということになります。
下降し始めたらしっかりと注目し、これまでの急落の程度と同等かそれ以下に下がったらその時に買うべきなのです。
順張り&逆張りを活用しよう!
元々FXで用いられている手法なのですが、「順張り」と「逆張り」というものがあります。
順張りとは、チャートが上昇傾向である時に、「今後さらに上がるだろう」と予想して買い、下降傾向であるときに「さらに下がっていくだろう」と予想して売るというものです。
一方で逆張りは、チャートが上がっていっているときに「もうじき下がるだろう」予想して売り、下がっていっているときに「もうじき上がるだろう」と予想して買うという仕組みです。
押し目買いほど焦りや迅速性が求められないものの、より細かい値動きを読む能力が必要とされているため、押し目買いよりも複雑といえます。
FXで用いられていただけあって、長い目で見て判断することから時間がある程度かかるのが特徴なため、バイナリーオプションの中でも1分やそこらの短い取引では難しく、向いていません。
ただ、押し目買いと似ている手法なので、押し目買いに慣れた際には二つ目の手法として習得すべきものです。