バイナリーオプションをある程度続けてきたものの、どうも手ごたえが無かったり、自分の知識やできる手法の幅があまり広くないといったことを感じている方が少なくないことと思います。
多少調べたり学んだりすれば、メジャーな手法を習得することは確かに可能です。
しかしながら、身につけた手法が少ないままだと、今後様々なチャートの動きと出くわしても、臨機応変に対応できず、結果的に損失を生んでしまうこともあり得ます。
というわけで今回は、「できる手法を増やす」という視点で、手法をご紹介します。
一目均衡表を利用した、テクニカル分析法!
一目均衡表とは、時間論、値幅論、スパンなどのから構成された指標のことで、複数のチャートの線から成り立っており、一見複雑に見えてしまいます。
しかし、この指標による線の動きや位置関係によって、今後の値動きの予想ができてくるのです。
まず、先行スパン1と、先行スパン2というものがあります。
1の方は過去20数日間の高値と安値の中間値で、2の方は10日間未満の高値と安値の中間値を表す線の動きです。
この2つが交わってできる間のことを「雲」と呼び、雲と現時点でのチャートの位置関係で値動きを判断できます。
雲がチャートよりも下に位置していれば値動きは上昇傾向にあり、逆に雲がチャートよりも上にあれば値動きは下降傾向にあるというわけです。
そこにさらに判断材料として、「ローソク足」を表示して確認してみましょう。
ローソク足とは、一定時間(日、週、月、年)の間で、「始値」「終値」「高値」「安値」を時系列にに沿って並べたチャートの変動グラフのことです。
始値よりも終値の方が高いものを「陽線」と呼び、白(無色)で表し、逆に始値よりも終値の方が安いものを「陰線」と呼び、黒(塗りつぶした色)で表します。
雲とローソク足を照らし合わせてみて、ローソク足が雲よりも下に位置していれば、値動きは下降傾向になっているというわけです。
なおかつ、始値よりも終値が安い「陰線」が連続的に多く表示されていれば、今後も下がっていくと予想でき、判定時間には現時点で買った値段よりも下がっているという「LOW」で購入すべきといえます。
こうすると勝率が上がり、利益を期待できる可能性が高まるのです。
世界の動向がチェックが命!ファンダメンタル分析法
ファンダメンタル分析というのは、世界各国そのものの情勢や経済指標などによって、チャートがどのように今後動いていくかを予想していくという、取引市場から見て少し外部的なものです。
どんなふうに予想をするかというと、メディアなどを利用し、金融や経済関係の機関や人物による発表を見て、「こう言っているのか。じゃあドルが安くなるな」などと判断するわけです。
実例を挙げると、日本国内のお金に関する重要な人物である日銀の総裁が円安に関する話をしただけで、その後すぐに円安が生じたことがあります。
権威ある人物が円安を匂わす話をしただけで実際に円安になるということは、それだけ人々がその人を信じて動いてしまったということがわかります。
つまり、この権威ある機関や人物と、その影響を受けた人々の動向をチェックし、自分もそれに便乗してしまえばいいというわけです。
この手法は、何よりも情報量がカギを握っています。
なので、常に経済や金融関係の最新のニュースをチェックしておく必要があります。
ちなみに、ファンダメンタル分析のみでバイナリーオプションをしている人はほとんどいません。
判断材料にするにはまだ不十分で、利益を上げられる確率は上がりにくいからです。
なので、テクニカル分析とファンダメンタル分析を一緒に行う人が多く、賢明ともいえるでしょう。